先ずは業界から社会に目を向けると、和歌山県も多くの予想できない事態が起こりました。政界・行政を筆頭に、観光の核にも予想だにしなかったことが起こっています。
　我々の業界にも100年に一度の時代の波が襲っています。次世代或いは持続可能な業界を担っていただける若者世代が減少し、柔道整復術と柔道整復師の歴史をしっかり学んでいる学生も少なくなりつつあります。一度は耳にした「温故知新」「故きを温ねて新しきを知る」までは理解されている方も多いことでしょう。ではその続きをご存知でしょうか。「以って師となるべし」です。令和の時代風に解釈すれば、先人偉人の知識知恵を学んでこそ、さらに新しい価値を加えることでアップデートが可能となり「師となる」、すなわち「先生」と呼ばれるのです。
　地域医療の核として、またハブとなれる可能性を持つ柔道整復師です。決して目先の経済的利益ばかりではなく、人間的な魅力が必要な時代です。新一万円札の「渋沢栄一」の『論語と算盤（そろばん）』はあまりに有名です。
　本会も持続可能な柔道整復師、そして本会だからこそできる事業に対し、日夜励んでいます。
　ぜひ若い会員の皆さんも一度会館までお越しください。「公益社団法人」だからこそ可能な事業や社会に対して行える事業などが、きっとご理解いただけることでしょう！